金利の仕組みを理解する｜借金解決の星

借金整理をするうえで欠かせないのが、金利についての考え方です。この金利の仕組みを正しく理解することが、借金の基本ともいえますので、しっかりと押さえておきましょう。まず、借金をする場合には必ず金利が発生します。これは、借りたお金（元本）に対して発生する利息分を計算するための割合のことで、法律で上限が定められています。たとえば年間の金利が14%で100万円の借金をした場合、1年間に支払うべき利息は14万円です。ここで注意したいのが、借金の返済では支払ったお金は、まず利息分から充当されるという点です。さきほどの例で月に20000円ずつ返済していくとした場合、年間14万円を月額に換算すると11667円となりますので、20000円から先に利息分を引かれ、元金返済に充てられるのは毎月8333円ということになります。翌月以降は8333円減った約99万円に対して同様の金利で計算され、返済が続けられるという仕組みになります。こうした返済を繰り返すことで、少しずつ元本は減っていき、このケースで毎月20000円ずつ返していった場合完済するのは約6年後という計算です。しかし、トータルで支払った利息の額は約50万円という計算になるため、年間の金利が14%としても、利息との割合で考えた場合には実質50%と考えることもできます。これが、借金をする場合の金利として考えておくべき基本的な部分となります。そのため、こうした点を踏まえて借金で注意すべきポイントといえるのが、「できるだけ短期間で支払いを完了すること」といえます。さきほどのケースでは毎月20000円で返済をしていましたが、これを毎月40000円とした場合でも支払う利息は同じですので、その分多く元金の返済に回すことができます。当然支払う回数や期間も少なくなりますので、その分支払う利息も少なくなります。借金をする際によく言われる言葉「ご利用は計画的に」というのは、こうした金利の部分も含めた計画的な返済をするという意味も含まれているといえるでしょう。無料で相談できるおすすめの法律事務所ランキング！